────────────────────
(
職員報告)
一、
議案の
提出
市長から本日付をもって、議第五十七号から議第五十九号までの三
案件の
提出がありました。
一、
専決処分の
報告
市長から、
地方自治法第百八十条の
規定により、
損害賠償の額を定めることについて
専決処分した
報告が一件ありました。
内容については、お
手元に配付した写しのとおりであります。
一、
例月出納検査の
報告
監査委員から、
平成六年度五月分及び
平成七年度五月分の
例月出納検査を執行した結果を、
地方自治法第二百三十五条の二第三項の
規定により
報告がありました。
内容については、省略させていただきます。
────────────────────
○
議長(
沢野美得君) 以上で
諸般の
報告を終わります。
──────────── ● ─────────────
○
議長(
沢野美得君) 本日の
日程はお
手元に配付したとおり定めました。
──────────── ● ─────────────
△第一、
会議録署名議員の
指名
○
議長(
沢野美得君)
日程第一、
会議録署名議員の
指名を行います。
本日の
会議録署名議員には、
会議規則第八十条の
規定により
議長において、二十六番
小室義明君、二十七番
白木博君の両君を
指名いたします。
──────────── ● ─────────────
△第二、
会期の
決定
○
議長(
沢野美得君)
日程第二、
会期の
決定を
議題といたします。
おはかりいたします。
今期臨時会の
会期は本日一日と定めたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」との声あり)
○
議長(
沢野美得君) 御
異議なしと認めます。よって、
今期臨時会の
会期は本日一日と決しました。
──────────── ● ─────────────
△第三、議第五十七号から第五、議第五十九号まで
○
議長(
沢野美得君)
日程第三、議第五十七号から
日程第五、議第五十九号までの三
案件を一括し、
議題といたします。
────────────────────
【
議案掲載省略】
────────────────────
○
議長(
沢野美得君)
職員の朗読を省略し、
提出者の
説明を求めます。
市長 平野喜八郎君。
(
市長 平野喜八郎君
登壇)
◎
市長(
平野喜八郎君)
平成七年第四回
各務原市議会臨時会に
提出いたしました
議案につきまして、御
説明申し上げます。
今回
提出いたしました
議案は、
心身障害者(児)等のための
総合施設となります「(
仮称)
福祉の里」の
建設に伴う
工事請負契約の
締結に関するものでありまして、今年度は、
総合施設のうち、
地域福祉センター及び
精神薄弱者更生施設の
建設を行うものであります。
まず、議第五十七号は、(
仮称)
福祉の
里建設工事に伴う
建築工事を十一億四千三百三十万円でもって、大日本・
日鋼建設工事特別共同企業体と、
議第五十八号は、(
仮称)
福祉の
里建設工事に伴う
機械工事を四億五千三百二十万円でもって、川崎・
大和建設工事特別共同企業体と、
議第五十九号は、(
仮称)
福祉の
里建設工事に伴う
電気工事を二億五千七百五十万円でもって、沖・
各務原建設工事特別共同企業体とそれぞれ
指名競争入札の結果に基づきまして、
工事請負契約を
締結しようとするものであります。
以上で、
提出議案の
説明を終わらせていただきますが、よろしく御
審議の上、ぜひ御賛意を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
沢野美得君) 以上で
説明は終わりました。
なお、
質疑の
発言通告書は、本日午前十時四十五分までに
提出ください。
これより
議案精読のため、午前十一時まで
休憩いたします。
(
休憩) 時に午前十時十七分
──────────── ● ─────────────
(再開) 時に午前十一時二分
○
議長(
沢野美得君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
──────────── ● ─────────────
○
議長(
沢野美得君) これより
質疑を行います。
質疑の
通告がありますので、
発言を許します。
二十二番 森縋君。
(二十二番 森縋君
登壇)
◆二十二番(森縋君)
発言のお許しをいただきましたので、提案をされております議第五十七号、五十八号、五十九号の三件について
質疑をさせていただきます。
それぞれ
福祉の里の
建設を
三つの
共同企業体に
建築工事、
機械工事、
電気工事に分けて
発注をされる
案件でございますけれ
ども、
質疑の第一点は、まずこの
発注をされる三件の
建物、あるいはその
設備関係を含めて、いわゆるこの
建物が九年の二月二十八日に完成をして市に引き渡されるということになりますと、その後は、市が
維持管理していくことになるわけですから、当然この
維持管理をする、その
観点からこの
建物についても十分きょうまでの段階で検討してこられた、こういうふうに私は思うわけでありますけれ
ども、
建物の、いかに
ランニングコストを安くするのか、市は今日まで幾つかの
施設を
維持管理をおるわけですから、そういった
建物の
維持管理をしてきた
経験や反省などが、十分この今回
発注される
施設の中で反映がされているのかどうか、当然この
観点から今まで市の
施設を
管理してきた市の
管財課などが中に入ってですね、検討が十分なされたというふうに私は思いたいわけでありますが、その点はどういう経過があったのか、具体的な
内容等もありましたら、
お答えをいただきたいと思います。
二つ目は、この契約される
建物の簡単な
平面図を見せていただいたわけですけれ
ども、いわゆる
施設の完成した後、市が引き受けた後の
運営をだれがやっていくのか、話によりますと、市の
直営だとかあるいは
事業団だとかという話を聞きますけれ
ども、やはりその
施設の
運営者によって、
施設の組織や
管理棟に配置される
管理職員も変わってくるわけでありますから、その点ですね、
管理棟の中でどのように
考えられているのか、このことが
二つ目でございます。
それから
三つ目は、この
建物はどこに
建設するのかという、
場所が入っておりません。いろいろお聞きしている中では、
福祉施設にはふさわしくない
地名だというようなこともお聞きをいたしておりますが、どういうこの
施設の設置される
場所の
地名になっているのか、その三点を
質疑をさせていただきます。以上です。
○
議長(
沢野美得君)
総務部長 川島英明君。
(
総務部長 川島英明君
登壇)
◎
総務部長(
川島英明君) 今回の
福祉の
里建設についてのお尋ねでございます。
一番にございました現在今まで市がいろいろ
施設等を
建設いたしまして、それの
管理を通じて、いろいろ得たノウハウがあると思われると、そういう中で今回の
施設にどのように生かされておるかと、こんな
質疑の趣旨であったかと思っております。大変実際的、実務的と申しますか、細かいことで御配慮いただいておりまして、恐縮でございますが、これは一般的にどうしても
設計会社に
委託いたしますと、どうしても
建物のデザインというようなこと、あるいは
グレード等に重点がいきまして、ややもすると
施設関係についてはおろそかといっては何でございますが、どうしても力が抜けるということもありまして、
皆様方も御
承知のように、現在今まででかしております
施設についても
空調、あるいは
電気等についていろいろ反省せなきゃいかんことが多いわけでございますが、今回はそういうことを踏まえまして、実は例えば体育館、
体育施設ができますが、
体育施設の
水銀灯とか照明でございますが、これな
どもオートリフターで一応十五メートルの上下が自動的にできるような
施設にすることによりましての、
球切れの、
職員での交換ができるようにするとか、あるいは
エアコン等につきましても、この庁舎は実は
セントラルヒーティング式でございまして、地下にございまして、
一つの階で使うためにも全館が冷暖房すると、非常にある意味での効率の悪いというのか、非能率な点があるわけでございますが、今回はそういうことも踏まえまして、現在計画いたしておりますところの
デイサービスセンター、それに
リハビリ室と
屋内運動場、あるいは
会議室、
ボランティアルームもあります。あるいは、
精神薄弱者の
更生施設等こういうもの、それぞれの
空調設備にいたしまして、いわゆる効率的な運用を図りたいとこんなようなことで、従来いろいろ
経験する中で、不便とかあるいはもったいないと思うようなことで、
職員が従来感じてきたことを今回の
設計の中では生かしておると、このように
考えておりますので、よろしく御
理解を賜りたいと思います。以上でございます。
○
議長(
沢野美得君)
健康福祉部長 牧田正明君。
(
健康福祉部長 牧田正明君
登壇)
◎
健康福祉部長(
牧田正明君) 私から、二点について
お答えをさせていただきます。
最初に
建設場所の
地名の御
質疑でございましたが、ここの敷地約六ヘクタールでございますけれ
ども、その
地名は、
大田と、
稲田と
地獄とこの
三つの
地名からなっておりまして、
大田が約五割以上の
面積を占めておりますし、
稲田が四割ほど
面積を占め、そして
地獄というのが一割ほどの
面積を占めております。今回お願いしております
建設場所につきましては、すべて
大田ということになっておるわけでございますが、私
どもの
補助金申請等すべての
書類にも現在は
大田外何筆ということで
書類を
提出しております。しかしながら、いずれにしましても、全部で百三十九筆という大きな筆になっておるわけでございますから、現在は
合筆をして、そして統一した
考え方でいきたいと、そして
合筆した場合の
地名の
名前につきましては、やはり地元とのいろいろの経緯がございますので、できるなら私
どもは
大田という名称を使いたいなという
考えは持っておりますけれ
ども、これにつきましては、
関係とも
調整をしながら、今申し上げましたように統一して
合筆していきたいとそういう
考えでございます。
次に、
施設の
運営あるいは
管理についてということでございますが、御
承知のように、
平成元年に請願が二万人以上の
市民の
皆様方から出されまして、
議会でも御決議をしていただきまして、ここに、いわゆる
福祉の里が
建設する運びになったわけでございますから、多くの
市民の
皆様方に利用していただきたいという
考え方で、どのような
管理運営が一番適切であるかということで、我々
内部では
調整をいたしておるわけでございまして、
森議員さんが
質疑されましたように、まず市の
直営の
方式、あるいは
委託の
方式、
委託には
社会福祉法人の
委託、あるいは
社会福祉事業団の
設立に伴う
委託の
方式。あるいは市が一部を
管理し、一部を
委託するというような
方法が
考えられるかと思いますが、いずれにしましても、行政の、いわゆる公的な責任の立場でやらざるを得ないという感じを持っておりますから、その点につきましては、
内部で現在検討いたしておりまして、先ほど申しましたように、
市民の
皆様方が
福祉の里として
施設はもちろんのこと、いわゆる公園的な要素を持っておりますから、そのすべての面で利用しやすい
方法で検討していきたいと、かように思っております。もちろん
事業団等の
設立になりますなれば、条例の
制定ということも必要になってまいりますから、
議会の
皆様方の御
理解もいただかなければならないと、かように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(「
議長、再
質疑」と呼ぶ者あり)
○
議長(
沢野美得君) 二十二番 森縋君。
◆二十二番(森縋君) いわゆる
施設のきょうまでの
維持管理をしてきた、そういった
経験が例えば
エアコンについては、それぞれの部屋が独立をした形で使えるというようなこと、あるいは
電球を取りかえるときにですね、市内のある
施設では
電球の代金は五千円だけれ
ども、その
電球をかえるのに、足場を組んでやると、十何万かかってしまう。したがって、そのままになっているというような、こういう反省が生かされているという
説明がありましたけれ
ども、特に部長も答弁がありましたように、
設計業者というのはデザインを重視する余りにですね、一番
建物の生命である給排水の設備等がですね、
建物の中へ内蔵されてしまう。そうすると今度当然
建物で、一番修繕等が必要になるのは給排水等や雨漏りが多いわけですけれ
ども、その場合によく私
どもが担当から聞くのには、「こんなやりかたを、つくるときに
考えてくれればもっと安くて済んだのに」というような話をよく聞くわけですが、そういった給排水、雨漏りなんかの
施設の
維持管理上の配慮というようなものについては、私
どもはもっと
建設の時点で、そのことが十分検討をされておかなければいけない、こういうふうに話としてよく聞くわけですけれ
ども、その面の検討も含めて今部長から具体的に、この市役所は、この間の選挙のときでもそうですが、ロビーを使うために五階まで
エアコンをいれなければならない、あるいは
電球のことも申し上げたわけですが、それ以外の給排水や雨漏りなんかの雨の対策、いわゆる屋根ですね。なかなか鉄筋の
建物は雨が漏ると原因がわからないというようなことで、大変な維持費、修繕費がかかるということですが、そういった面の検討も含めてどうだったのか、お聞きをしておきたいと思います。以上です。
○
議長(
沢野美得君)
総務部長 川島英明君。
◎
総務部長(
川島英明君) 御指摘がございましたように、実は給排水等につきましては、これは景観的なことも含めまして、建築としてはやはり余り外へは出したくないというのが、一般的でございまして、今回も実はパイプにつきましては、パイプシャフトを設けまして、その中へ並列的に配置するというような
方法をとっております。クーリングタワーにつきましては、屋上に一応上げまして、点検修理等もしやすいというようなことで、若干美観的にはいろいろございますが、屋上配置というようなことでやっております。それと屋根でございます鉄筋コンクリートの場合、従来の平屋根の場合が多いわけでございましたが、御心配をいただいておりますように、大変いわゆる屋根の水漏り、雨漏りというのが、非常にケース的に多いということもありまして、今回は陸屋根にいたしまして、シート防水というような
方法で、こういうことを解決したいと、こんなことで予定をいたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
沢野美得君) これをもって
質疑を終結いたします。
──────────── ● ─────────────
一、
委員会付託省略(第三、議第五十七号から第五、議第五十九号まで)
○
議長(
沢野美得君) おはかりいたします。
ただ今議題の三
案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」との声あり)
○
議長(
沢野美得君) 御
異議なしと認めます。よって、
ただ今議題の三
案件については、委員会付託を省略することに決しました。
──────────── ● ─────────────
○
議長(
沢野美得君) これより討論を行います。討論はありませんか。
(「
議長、二十二番」と呼ぶ者あり)
○
議長(
沢野美得君) 二十二番 森縋君。
(二十二番 森縋君
登壇)
◆二十二番(森縋君) 提案されました三件について、討論をさせていただきます。今回
発注されます事業は最終的には土地代、
建築工事、公園整備も合わせますと、総額で四十二億円を超える、こういう大きな事業費が見込まれている事業であります。
建物については、請負業者
共同企業体三社に十八億五千四百万円で
発注をされるわけであります。この
発注されたのが、九年の二月二十八日に完成し、市が引き渡しを受けることになるわけです。そこで大事なことは、非常に大きな事業費をかけて行う事業でありますが、今建築が進んでおります航空宇宙博物館の、私は先般視察をさせていただいたわけですが、雨が降った後に、その翌日でありましたけれ
ども、屋根に雨が何カ所も残っている、このことを社会クラブはその場で指摘をしておきましたから、その状態については御存じだと思いますが、こういう
設計監理でどうして市は放置しているのか、これからこの問題をどうされるのか、見守りたいと思っているところであります。
福祉の里も市が信頼し、随意契約で
設計を
発注された石本建築事務所でありますが、この後当然監理もされることになると思いますが、先ほど申し上げたように鉄板ぶきの屋根に雨がたまる、こういう初歩的なミスを放置するような
設計監理にならないように、きちんとして指導をしていただくようにお願いをしておきたいと思います。
それから、九年二月二十八日に完成をして、予定では四月一日から
地域福祉センター、
精神薄弱者更生施設が開所の予定となっておりますが、待たれております
施設の完成後の
運営をどうするのか、ソフト面でありますが、この間、行政改革推進委員会に諮問されました事務局案を見せていただきましたところ、今、
福祉部長から答弁のあったように
直営と
事業団への
委託について検討をしている、これはずいぶん半年以上前と全く変わっていないのであります。また、大変
建設される
場所が不便なところになるわけでありますから、その利用者のための足をどうするのか、このこともそれぞれこの本
会議でも心配をされておりましたが、この
議案の精読期間中に私がお聞きしたところによると、路線バス、専用バスの市内循環
方法などを検討する、いわゆるソフト面では、もう九年の四月にオープンしなければならない
施設ですが、肝心な部分がこの六カ月、あるいはそれ以上前から検討しているということで具体的な前進が全くしていない、こういう状況でこれだけ大きな事業が十分期待されるような
施設として
運営ができていくのか、こういう心配をするわけであります。非常にハード面は市が予算を組んで、業者に
発注をすれば時間がたてば、完成をしてくわけですが、その一方ソフト面である、その後の
運営については、非常におくれと言いますか、熱意に欠けている部分を指摘せざるを得ないのであります。
最後に、申し上げておきますけれ
ども、四十数億の事業費を投入して、
建設される
施設であります。
運営については、市が責任を持って利用者が喜んでもらえる
方法として市の
直営以外にないと
考えます。現在、
各務原市には
事業団はありませんが、
運営を
委託する
考えも検討されている、こういうふうにお聞きをしておりますけれ
ども、
福祉施設の効率的な
運営はなじまない、このように私自身は
考えております。また、利用者のためにもならない、こういう立場から
運営の
委託については
反対である。このこともあわせて申し上げて、私のこの
施設の建築に対する三件についての賛成討論を終わらさせていただきます。
○
議長(
沢野美得君) これをもって討論を終結いたします。
──────────── ● ─────────────
○
議長(
沢野美得君) これより採決を行います。
おはかりいたします。議第五十七号から議第五十九号までの三
案件を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
議長(
沢野美得君) 起立全員であります。よって、議第五十七号から議第五十九号までの三
案件は原案のとおり同意されました。
──────────── ● ─────────────
一、閉会
○
議長(
沢野美得君) 以上で
今期臨時会に付議された
事件はすべて議了いたしました。よって、本日の
会議はこれをもって閉じ、
平成七年第四回
各務原市議会臨時会を閉会いたします。
(閉会) 時に午前十一時二十三分
──────────── ● ─────────────
(閉会式)
◎
議会事務局長(
喜多川紀) 御起立をお願いいたします。
ただ今から
平成七年第四回
各務原市議会臨時会の閉会式を行います。
◎
市長(
平野喜八郎君) (
仮称)
福祉の里の建築初め三工事の契約につきまして、
ただ今御同意を賜りまして、ありがとうございました。
福祉に対する議員の諸
先生方の温かい御気持を生かすべく
福祉の
里建設につきましては、賢明の努力をしてまいりますので、今後ともによろしくお願いいたします。
本日は、まことに酷暑の中、御
出席いただきまして、御熱心に御討議いただき、御同意いただきまして、ありがとうございました。
○
議長(
沢野美得君)
臨時会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。